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一、下肢生物力学が変える原因と人体に対する影響

一、機能性扁平足、足裏のアーチ(足弓そくきゅう)の崩れ、足首の変形:

       足は人体の杭である。足首の変形と歪みは全身、上から下まで各部位に影響する。例えば、機能性脚長差、骨盤の歪み、脊椎の配置不良(上行性機能性脊椎側湾)につながる恐れがある。また、筋肉、靭帯、軟部組織の緊張や弛緩、関節の脱臼や圧搾や摩損、軟骨の変形、神経圧迫などの問題を引き起こす。

       人の骨格は歪んでいると前後両側にある筋肉の軟部組織の張力のバランスが悪くなり機能性代償動作が発生する。それが長期間になると肢体、腰痛、頸肩部痛、摩損性骨関節炎など各種痛みを発生する恐れがある。

       機能性扁平足、足裏のアーチの崩れ、足首の変形も足底筋が弱くなったため下肢筋力の低下(特に内転筋)、骨盤底筋とコアマッスルも弱くなる恐れがある。代償された筋力がきつくなって弾力と柔軟性を失う恐れがある。(例えば、腸脛靭帯である。)

       機能性扁平足、足裏のアーチ(足弓そくきゅう)の崩れ、足首の変形は動く時にも余計な揺れと歪みも発生する。関節や特に軟骨に不必要な傾いた圧力がかかり、摩耗、ずれが発生する。そのため足の静態と動態の動きの安定性は人体に非常に大事なものである。

      昔は主に砂地、芝、泥地など軟らかい地面を歩行していたので、地面を足で踏むと綺麗な足跡ができ、内側のアーチを成形できていたのでアーチは崩れなかった。足に合った軟らかい地面は、足裏の筋肉を十分に発達させることができていた。また地面にある硬い刺激物は、足裏の筋肉を十分に収縮させ、収縮時には下肢の後ろ側の筋力も収縮でき、コアマッスルも動かし、コアマッスルの力を促進させていた。

      しかし現在の地面は固いため、歩行期の頃に足裏のアーチを成形できず筋力も不足してしまう。このような平らで硬い地面を歩き続けると、足裏のアーチの外側は地面に沈めず、足の筋力も強くないため、足裏のアーチはより崩れやすくなる。(踵骨の載距突起が内側に崩れて変形する、舟状骨が内側に崩れ落ちる、距骨下関節が外れる、など骨関節の配置の乱れと変形を引き起こす。)さらに、近年の靴は保護性が良く、指と足裏の筋肉の動きを制限しているため、更に足裏のアーチの成形は簡単ではなくなっている。

      これまでの矯正インソールは支持性の性能を主として建築の支保工のように崩れた足裏のアーチを支えている。そのため材質的にある程度の硬さがあり、本物の草地、砂地、泥地に立つ感触とは異なる。矯正インソールは歩行時に足裏と多少の隙間が発生します。これは完全には克服できない問題です。

  二、機能性扁平足は下肢の生物力学的配置を乱す:

      正しい足裏のアーチは脛骨、距骨下関節と足指の第二趾骨は一直線になっている。例えば、右足のアーチが内側に崩れ、舟状骨が落ち、機能性扁平足になると、足裏筋膜は広がり圧力が増す。すると脛骨、距骨下関節と足の一直線は曲がることになり、大腿とふくらはぎは内側に曲がりX脚になる。大腿よりふくらはぎの内旋のほうが大きいため、前十字靱帯は前に引っ張られる。内側の副靱帯も広がる。中間にある半月板軟骨の外側は圧迫され摩損する。これは片側膝/股関節の退化が酷くなる原因の一つである。

      一般的に膝関節は55度以上曲がると半月板を摩耗させる。だがX脚の膝関節の良くない圧迫は、50度未満で摩損する可能性があり、急速、急停止運動により、半月板軟骨に付いている靭帯が半月板軟骨を引っ張り断裂させる可能性がある。

      X脚になると腸脛靭帯と外側広筋は短くなり引き締められ、腸脛靭帯症候群、膝蓋大腿不安定となる。その時、膝蓋骨は外上側に外れ、膝蓋大腿部痛症候群、膝蓋大腿不安定となる。また、X脚の場合、膝蓋骨は正しい位置で作動せずに摩損し、膝蓋軟骨軟化症になる。

      前文でも話したが太腿とふくらはぎの骨が内側に曲がるとX脚になる。両側の足裏のアーチの崩れの角度が違うと、連動する太腿とふくらはぎの骨の曲がる角度、X脚両足の角度も違ってくる。すると両側の下肢の直線長さも異なってくるため、機能性脚長差が発生する。これが下肢長不等の原因である。皆さんにはただ単に短い脚側の矯正インソールを高くして欲しくない。全身骨格の全体調整をせず、軟組織をリラックスさせない状態のままで直接的に高くすることは好ましくない。全身の骨格を調整して足裏のアーチを正しい角度で対称的に支えることで、両側の脚長差問題は自然に解決されて長さも均等になるのである。

      X脚になると腸脛靭帯は緊張し中殿筋と大腿筋膜張筋は下に引っ張られる。しかし中殿筋は下肢生物力学の力連動の起動用筋肉である。下に長く引っ張られていると起動する際に収縮するまでにかかる時間が長くなる。収縮が遅くなり、体の揺れとずれが大きくなり、力の伝達が長く遅くなり、代償的に動作が増え、安定性制御の負担が大きくなる。スポーツマンの各動きが0.1秒遅れるとスピードも遅くなる。臨床でもあったが、私の運動選手患者で全身の骨格関節の配置を全体的に調整した結果、弱化した筋肉トレーニングが誘発され、さらに矯正インソールを履くことで運動能力が向上し、スピードも速くなり、代償的な筋肉収縮と動作もなくなった!。また、 脊椎は代償性側湾の際に周りの神経の隙間が狭くなり、軟組織の緊張により神経伝達速度が遅くなる。神経は圧迫されると神経症状や痛みを引き起こす恐れがある。

  三、機能性脊椎側弯:

       前文の続きで、太腿とふくらはぎが内側に曲がり大腿骨が後ろの寛骨臼に当たると、外反骨盤と骨盤が傾いて仙腸関節の外れや梨状筋の凝りにつながる。仙腸関節が外れて開いた状態のままでいると、腸腰靭帯も弛緩する。また、骨盤の歪みとバランスの悪さは、脊椎の側弯につながる。側彎した脊椎椎体は同じか或いは逆方向に捻じること(70%~90%逆方向)になる(例えば、腰椎が右に曲がり椎体は左に曲がることになる)。腰椎が曲がる場合、上にある胸椎にも影響し、また頸椎にも影響する。これは機能性 脊椎側弯と高低肩になる原因の一つである。

      脊椎側弯の不対象な両側の筋肉で、凹側筋肉は緊張し、凸側筋肉は弛緩し、背後の凹側/緊張筋肉エリアの前側対応範囲は凸側/弛緩筋肉エリアである。

     脊椎は骨格を支える、人体にとってとても重要な骨である。脊椎は後ろから見ると直立している。だがもし脊椎が両側に一~三回湾曲し、C型、S型、C+S型となっている場合、脊椎の腰部、胸椎部、肋骨部、肩首区が凸部になる。骨盤の片側は高く、片側は低くなり歪んで捻じれ、前屈した際に背中の片側が高く見えたら脊椎側湾である。外観では上記以外にも、両肩の高さ違い、首の歪み、片側の猫背、猫背側肩甲骨の突起などがある。

      一部の脊椎側弯は先天性で、明確な原因は今の医学もまだ分かっていない。しかし大部分の人は足問題で起こした機能性脚長差による骨盤、骨格関節配置の歪み、バランス不良、姿勢不良になる後天性の機能性脊椎側弯であり、これは筋力不足や病変、退化なども引き起こすこともある。

     先天性側弯症であろうと、後天性の機能性側弯症であろうと、側弯症は人体の外観に影響を与えるだけでなく、年齢とともに年々角度が増加する。(1.青年期は曲がる角度が一番増える時期。2.老年期は 骨粗しょう症、骨関節退化など曲がる角度が二番目に増える時期。)側弯症は、腰痛、椎間板膨隆、脊椎すべり症、椎骨圧迫骨折を引き起こしたり、一部の筋肉群の筋力低下を引き起こしたりする可能性が高くなる。側弯症の角度は加齢とともに増加し続け、重度の場合は、肋骨・胸郭の変形により脊椎の末梢神経の圧迫や内臓の圧迫を引き起こす可能性が高くなる。

       側弯症は、側弯角度が徐々に大きくなる症状であり、側弯症患者が矯正を受けるのが早ければ早いほど、その効果は高くなる。青年の成長期は脊椎側弯角度が最も変化する時期である。先天性脊椎側弯症でも後天性の機能性姿勢側弯症の人でも、早めに診察を受けてこの側弯症矯正衣装を着用することが最も効果的である。

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脊米管理員
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